アメリカ旅行を経てちょっとアメリカが好きになった話
明けましておめでとうございます。遠藤です。
年越しは、スペースニードルという、まあ要はシアトルの神戸タワーみたいなところで花火を見ました。冬に見る花火もなかなか良いもんですね。
留学生活も残り約半年となりました。
時間を大切に、有意義な一年にしたいと思います。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。
わんこに癒されながら試験をなんとか乗り越え、
冬休みは、ニューヨーク、ワシントンDC、そしてカナダのトロントを2週間かけて回る旅行に行ってきました。
ニューヨークは友人と、現地に住む知人に案内してもらい、
ワシントンDCはユースホステルに泊まりながら一人旅、
トロントは、高校時代に短期留学していた時のホストファミリー宅を再び尋ねる
という旅。
そんな濃〜い2週間の旅が終わる頃には、
アメリカがちょっと好きになっていました。笑
そもそも、アメリカが好きじゃない、というのが留学先をアメリカにした理由。
しかしシアトルに来て3ヶ月が経っても、日本食食べまくったり、日本へのナショナリズムが高まるだけで、
アメリカへの印象を変えるには至らなかったのが秋学期でした。
でも今回の旅でNYとDCというアメリカの二大都市を訪れる中で、なんとなく私の中でアメリカへの印象が変わった気がします。
NYは世界中から人が集まっていて、活気に満ちていて、
私が嫌いな、先進国の「町の元気のなさ」や「停滞感」が全く感じられなかった。
アメリカ没落、とか言われているけど、やっぱりNYは世界の中心でした。
若いうちにこの町に住みたいなあと思った。
(夜のタイムズスクエア)
Washington D.C.は一人旅だったけど、
第二次世界大戦の記念碑や博物館を中心にマイペースに回れて、
特に「父親たちの星条旗」で出てきたThe Marine Corps War Memorialに感動。
今の国際関係を考えるとあまり実感が湧かないのだけど、アメリカと日本は70年前まで敵国同士だったんだなあと。
私はアメリカに依存する日本の政治のあり方が好きじゃないのだけど、逆に70年間でここまで日米関係を良くできたのってすごいことなんだなとちょっと違う視点で日米関係を見れるようになった。
(Iwojima Memorialにて。お天気が良かった。)
あとはUS Capitol(国会議事堂)もすごく面白かった。
アメリカが、様々な人種で構成されていて、
それはつまり歴史的に様々な人間を受け入れる土壌があるから可能なことで、
それってすごく良いなと思いました。
それ故もちろん利害対立が激しいのだけど、それを上手く調整している場所であるUS Capitolに行けたからかな、アメリカが抱える多様性を深く認識するきっかけになった。
上智大学で日本の排外主義について勉強していたので、多民族共生政策は興味深いトピックです。
(US Capitol。工事中だったのがちょっと残念)
久しぶりにユースホステルに泊まったのも楽しかった!
イスラエル軍にいたっていう女の子や、チャラいフランス人の男の子、優しいドイツ人のルームメイトとか、いろんな人と夜な夜な飲みに行くという楽しい日々を送れました。
世界中から人が集まっていることをここでも実感できた。
多民族国家といえば、カナダもすごかった。
5年ぶりのトロントはクリスマスを過ごすために行ったのだけど、
やっぱりカナダって国は面白い!留学先カナダでも良かったな!と思った。笑
アメリカ以上に人種のるつぼ。東海岸だろうが、アジア系からイスラム系から、ありとあらゆる人種が「カナダ人」として暮らしていた。面白いよ〜カナダ面白いよ〜
ホストファミリーと高校時代の話をしたのもすごく私にとって意義深くて、
「結局、Minami、全然変わらないね」って言われたのが印象的だった。笑
16歳の時よりは色々経験もして、成長したと思ってたのだけど、
71歳のホストファザーから見たら、私はまだまだお子様で、
16歳の時からあまり変わっていないそうです。えーちょっとは大人になったのにな笑
5年ぶりのホストファミリーとの生活を通じて、
地球上の色々な場所に帰る家があるって素敵なことだなと思いました。
そんな楽しかった冬休みももう終わり。
明後日からついに授業とインターンシップが始まります。
来学期はアメリカの都市社会に関する社会学の授業を取ります。秋学期と冬休みを通じて興味がわいた、アメリカ都市の人種住み分け政策やホームレス政策について、この授業を通じて学びたいと思っています。
インターンも楽しみだー!
感謝の気持ちと謙虚さを大事にして、
2016年も頑張っていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。