米中関係とデモと。
こんにちは!
えんどゅです。
日本でも大きなニュースになっていますが、
市内は厳重警備体制が敷かれ、
「交通機関が乱れるため市内から通う生徒は気をつけるように」とのメールが大学からも届いていました。
シアトル大学でも、
「US-China relationship」というタイトルで専門家による講演が行われたり、
ちょっとした騒ぎになっています。
世界が注目する米中関係。
講演を聞いたり、アメリカの新聞を読む限り、
中国からのサイバー攻撃や国際法に反する南シナ海での島の問題、また同盟国である日本と韓国との関係を考慮しながら中国と協調していく必要のあるアメリカはが中国と協調関係を築くことができるのか正直かなり難しい印象を受けました。
講演を聞き終わって
ぼーっとした頭でダウンタウンを歩いていたところ、
あたりが騒然としていることに気がつきました。
人権保護団体による反中デモです。
主張としては、中国のチベット圧政への抗議でした。
すごく面白かった。
アメリカでも反中デモが行われていることに驚きました。
日本での反中デモや、本屋や2ちゃんねるに溢れる反中の主張は、
領土問題や歴史問題など、
日本のナショナリズムに直結しています。
だから日本で反中デモが行われているのは納得がいくなんて言わないけれども、
かなりの数の保守派が中国に悪い印象を持っているのは事実です。(私は悲しい)
しかし、アメリカは中国と領土問題も抱えていないし、米中関係がアメリカ人のナショナリズムに大きな影響を及ぼしているとは思えない。だから、アメリカで反中デモが行われていることが驚きでした。
しかも「人権保護」という日本とは違った視点で。
草の根面で、アメリカ人が中国人をどのように捉えているのか、一つの視点を知るきっかけになりました。
天安門事件やチベット問題など人道的にどうなの?という問題を確かに抱えている中国(共産党)。でも、天安門事件後日本はアメリカと違ってすぐに中国への制裁を解除したし、チベット問題へのデモ抗議も一部の保守派を除いてあまり聞かない。「人権問題」という観点から中国を捉えたことがなかったので面白かった。
今回のデモで、アメリカで「人権」がどのように捉えられているのかすごく関心を持った。
マイノリティーと協調する中で重要な「人権」という概念が、
アメリカでどのように発達して今どういう風に社会に力を持っているのかなあ。
もうちょっと観察してみたいと思いました。まる。
〜シアトル食レポ〜
話変わるんですけど久しぶりに美味しいもの食べたから書かずにはいられない!
学食のクオリティーが高いことで有名なシアトル大学。
全米学食ランキング(?)の常連なんだとか。
そんな大学の学食で巡り会えたのがこれ!
おいなりさんと鉄火巻き!
その場で職人さんが握ってくれます(!)
味も申し分ないです。美味しい。
素晴らしい大学に通っています。